HIGHLIGHTS
目的と価値観
多様性は社会の持続可能性に不可欠な要素であり、プラダ・グループがグローバルに掲げている基本的な価値のひとつです。一人ひとりの特性を尊重することは、人々が自身のもつ能力を最大限に発揮できる受容性ある職場環境を創造するための大前提です。統合とグローバル化がますます進む現代の社会にあって、私たちの主要な目標のひとつは、プラダ・グループで日々働き、目標と目的を達成しようとする従業員全員を理解し支援することです。
プラダでは世界120か国の従業員が働いており、様々な文化、国籍、人種で構成されています。
多様性・公平性・受容性に関するプロセスのグローバルガバナンスの推進、全従業員に対する継続的な情報交換と研修、トップおよび上級管理職における女性の適切なプレゼンスの確保、公正な報酬ポリシーの実施などの具体的な戦略行動に、機会均等の尊重が活かされています。プラダ・グループは、業績と実力のみを唯一の変数とする職場環境づくりに取り組んでおり、グループの報酬・福利厚生制度にも反映されています。
また、的確な子育て支援の取り組み、選考プロセスにおけるジェンダー平等と受容性を確保するための方針と手順の整備、組織的な対話の強化を通じて、あらゆる声が認められ尊重される職場環境づくりに尽力しています。
2021年5月、プラダ・グループは、多様性・平等・受容性へのコミットメントをさらに進める一連のイニシアチブを発表しました。これはグループ内をはじめ広くファッション業界を対象とするものです。
3年前の発足以来、計30名の優秀な人材がこのプログラムに参加し、そのうち6名がプラダ米国本社のマーチャンダイジング、ロジスティックス、広報、DE&I(多様性・公平性・受容性)の各部門で正社員として採用されています。
2022年秋、さまざまな経歴を持つ次世代のファッション業界のリーダーにキャリア形成の機会を提供することを目的としたインターンシッププログラム「ジェネレーション・プラダ」の2年目が開始しました。
今年のインターン生は、プラダのコーポレートチームやリテールチームの各グループに参加し、メンターシップやリーダーシップの機会を通じて、ラグジュアリー業界における貴重な実践教育を受けることができます。
2021年よりプラダ・グループは、デザイン、ファッション、アート、コミュニケーション、ビジネスの分野で世界的に有名なニューヨークのファッション工科大学(FIT)と提携し、ファッション業界を目指す成績優秀なマイノリティの学生2名に奨学金を授与しました。
2021年よりプラダ・グループは、デザイン、ファッション、アート、コミュニケーション、ビジネスの分野で世界的に有名なニューヨークのファッション工科大学(FIT)と提携し、ファッション業界を目指す成績優秀なマイノリティの学生2名に奨学金を授与しました。
プラダ奨学金プログラム2024/2025年
キエラ・シムズはテクニカルデザインの理学士号の取得を目指しており、ファッションデザインと美術の準学士課程をどちらも最優等の成績で修了しています。キエラは2026年5月に卒業見込みです。
アレクサンダー(アレ)・ガリンド・カルドーゾはテクニカルデザインの理学士号の取得を目指しており、ファッションデザインの準学士号を取得しています。第1世代のメキシコ系アメリカ人である彼は、ファッション業界の受容性をさらに高めることを目標としています。アレクサンダーは2026年5月に卒業見込みです。
プラダ奨学金プログラム2023/2024年
Adrianna Gordonは美術学士号の取得を目指し、現在、空間体験デザイン学科でテーマ別環境と起業家精神を専攻しています。2023年5月に、コミュニケーションデザインの1年間のファストトラック準学士号を修了し、優等で卒業しました。彼女は、FITのチェスクラブの創設者・会長と、FITの瞑想クラブの会計係を務めています。テーマパーク業界やリテール環境において風景画と壁画の経歴があります。
Joselyn Moraは、ファッションビジネス管理の理学士号の取得を目指しており、数学を副専攻し、毎学期に優等生名簿に掲載されています。彼女は、リテールとマーチャンダイジングの経験を有する第1世代のエクアドル系アメリカ人です。2024年夏にはミラノで国際製品開発コースを受講しました。
プラダ奨学金プログラム2022/2023
Joleen Lewisは美術学士号の取得を目指し、現在ファッションデザイン科でスペシャルオケージョンを専攻しています。リテールとデザイン業界での多様な職歴を持ち、2023年5月に卒業見込みの第1世代のハイチ系アメリカ人です。
Noè Malulaは、ファッションビジネス管理の理学士号の取得を目指しています。FITマーチャンダイジングキャップストーンの優勝者で、現在パリ・アメリカ大学に留学中、2023年5月に卒業見込みです。
プラダ奨学金プログラム2021/2022
Naja McCainは、ファッション経営管理学の分野で応用科学の準学士号を取得。倫理・持続可能性・経営学を副専攻として、現在、ファッション分野の国際貿易・マーケティングの学士号取得に取り組んでいます。
Keanu N. Williamsは、ファッションデザインの分野で応用科学準学士号を取得し、現在は美術学士号の取得を目指しています。NHS(米国優等生協会)とPTK(ファイシータカッパ:優等生協会)会員。
プラダ・グループは、グループ内のみならず、社外の多様な声に耳を傾け、多様性・平等・受容性に関連するトピックを中心に従業員の考えを一つにまとめるべく、初の社内講演シリーズを企画しました。このプロジェクトでは、DE&Iの促進に熱意を持つ参加者に焦点を当て、自らのエピソードを語ってもらいます。
ドーチェスター・インダストリーズ実験デザインラボは、2021年9月にドーチェスター・インダストリーズが導入した3年間のプログラムです。シアスター・ゲイツスタジオとリビルド財団のコラボレーションにより、アーティスト、シアスター・ゲイツとプラダ・グループにより設立されました。
このプログラムは、財務的支援を保証する賞を設け、さらにヘテロジニアスな才能とのコラボレーションに関心のある世界の一流企業との関係を促進する創造的な機会を提供することによって、クリエイティブ産業に非白人デザイナーの作品を広め、支援することを目的としています。
「プラダは、常に画期的なデザインと創造力の追求、革新性、優れた才能の開発を促進してきました。このイニシアチブは、個々の作品、それぞれの分野の熟練者に、その可能性を最大限に活かすためのツールと、その作品にふさわしいプラットフォームを提供します」。
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループマーケティング責任者およびCSR担当責任者
シアスター・ゲイツとプラダ・グループは2022年4月5日、ドーチェスター・インダストリーズ実験デザインラボの最初のグループを発表しました。Prada S.p.A.共同CEO兼プラダ共同クリエイティブ・ディレクターのミウッチャ・プラダ、ライターでディレクターのエイヴァ・デュヴァーネイ、故人となったデザイナーのヴァージル・アブロー、建築家デイビッド・アドジェイ卿らの要人を含むデザイン業界のリーダーからなる委員会により、世界から才能ある14名が選出されました。
受賞者は、それぞれの分野で卓越した創造力を発揮し、慎重な審査を経て選ばれました。
トール・コッカーは、ロンドンを拠点にするナイジェリア系イギリス人で、ファッションとテキスタイルのデザイナー、多分野アーティスト、大学講師です。現代アートとファッションの境界線で活躍し、自らの名を付けたブランド、TOLU COKERは、アイデンティティポリティクス、文化、社会や環境の情勢を模索しています。持続可能な運営の徹底や文化交流にフォーカスしたコレクションのデザインには、革新的なテキスタイルやプリント、職人技、身体を美しく見せるシルエットが組み合わされています。世界に顧客をもつTOLU COKERの後援者には、リアーナ、リタ・オラ、エミリー・サンデー、リアン・ラ・ハヴァスなどの有名人も名を連ねます。
ダンサー、振付家、教師であるカイル・アブラハムは、黒人の文化と歴史に啓発され、音楽、テキスト、ビデオ、ビジュアルアートを重視したダンス作品を制作する、ニューヨーク拠点のダンスカンパニー、A.I.M. by Kyle Abrahamの創設者兼芸術監督です。最近では『Kinfolk』誌、『O, The Oprah』誌に取り上げられ、2018年にはグレース王妃記念アワードを受賞、リンカーンセンターのエデュケーション アーティスト イン レジデンスとなっています。2013年にはマッカーサーフェロー、2016年にはドリス・デュークを受賞。ペンシルベニア州ピッツバーグでダンスを始め、パーチェイス大学で芸術学士号を、ニューヨーク大学ティッシュスクール オブ アートで芸術学修士号を取得しています。また、UCLAの客員教授を5年にわたって務めています。
マリアム・イスフ・カマラはニジェールの建築家で、生活の質を向上させる力をもつスペースを創り出すため重要な役割を果たす建築を目指しています。その実践を通じて、建築、人々、コンテキストの密接なつながりを維持しつつ、それを実現するための革新的な方法を追求しています。マリアムはワシントン大学にて建築学修士号を取得しています。2013年、マリアムは米国、アフガニスタン、ニジェールのプロジェクトに携わる世界の建築家のグループ、united4designの創立メンバーとなりました。これによって2014年、建築とリサーチの会社atelier masōmīを創設。ここを通じて、公共、文化施設、住居、商業、アーバンデザインのプロジェクトに幅広く挑戦しています。
ゲルマン・バーンズはシカゴ生まれの建築家兼デザイナーで、受賞歴を誇るリサーチやデザインで建築とアイデンティティの関係を探り、歴史研究やデザインからの推測を通じて建築の社会的および政治的役割を調査しています。建築の社会的・政治的意味を探りながら、建築環境が黒人の家庭生活にもたらした影響を考察しています。バーンズはマイアミ大学建築学科の助教授であり、建築の社会的・政治的な力を具体的かつ理論的に調査する実験プロジェクト、ザ コミュニティ ハウジング&アイデンティティ ラボ(CHIL)のディレクターを務めています。バーンズは、イリノイ大学アーバナシャンペーン校で科学学士号取得後、ウッドベリー大学では建築学修士号を取得し、プロジェクト「象徴的テリトリー:人種、アイデンティティ、コミュニティの建築調査(Symbiotic Territories: Architectural Investigations of Race, Identity, and Community)」で論文賞を受賞しました。
シカゴ生まれのケンドール・レイノルズは、ケンドールマイルズの創設者兼デザインディレクターです。独学でシューズのデザイン方法を学んだ後、イタリアのミラノにある世界的に有名なアクセサリーデザインの大学、Ars Sutoriaで正式なデザインの修行を積みました。2015年にケンドール・マイルズを設立。この男性ばかりの業界で女性向けデザインを手掛けるラグジュアリーデザイナーとして、黒人女性だけのチームづくりを優先課題としています。
ノーマン・ティーグはシカゴを拠点に、都市計画とコミュニティ文化のシステマティックな複雑さを対象としたプロジェクトや教育を中心に活動するデザイナーであり、教育者です。特定のユーザーに語りかけながら、細部にユニークな美的センスを見せるファンクショナルオブジェクトを専門としています。これまで、消費者向け商品、公共の彫刻、パフォーマンス、特別デザインの小売りスペースなどのプロジェクトを手掛けてきました。また、シカゴ大学のアートインキュベーターのデザイン見習いプログラムの共同創設者として、リードクラフトマンを務めました。シアスター・ゲイツがリードアーティストを務めた「Documenta 13, 12 Ballads for Huguenot House」ではチームを管理し、ワークショップをリード。Fo Wilson blkHaUSスタジオを共同設立しました。現在は、イリノイ州シカゴでノーマン・ティーグ デザインスタジオを運営しています。また、イリノイ大学シカゴデザイン学校の工業デザインの助教授を務めています。ティーグは、シカゴ美術館附属美術大学でオブジェクトデザイン専攻で美術修士号を取得しています。
イェミ・アミュは、ニューヨーク市最大かつ唯一の公共の水耕栽培場、Okoファームの創設者兼ディレクターで、クローズドループの水界生態系の中で数々の淡水魚、野菜、ハーブ、花の養殖や栽培を管理しています。
イェミは顧客の住むコミュニティで入手できる生鮮食品が限られていることへの解決策として、食料生産に目を向けるようになりました。それ以来、Campaign Against Hunger(TCAH)の400平方フィートの太陽光発電による水耕栽培グリーンハウス農場やブルックリン子供博物館のデモンストレーションガーデンなど、学校やコミュニティの20以上のエディブルスペースの設置と維持に携わってきました。
人口密集都市であり、農業の伝統と新鮮なフルーツや野菜が豊富なナイジェリアのラゴスで育ったイェミは、アーバンファーミングに情熱を抱いています。イェミはコロンビア大学ティーチャーズカレッジにて、健康と栄養教育の修士号を取得しています。また、2016年にはハンター大学NYCフードポリシーセンター、NYCフードポリシーのライジングスターを受賞しました。
ケントゥラ・デイビスは、ロサンゼルスとガーナのアクラの両都市で活躍するアーティストです。その仕事は肖像画とデザインの間を行き来するものです。テキストを出発点とし、私たちが自分自身や周囲の世界を理解するのに言語が果たす基本的な役割を探っています。このマニフェストは絵画、テキスタイル、彫刻、パフォーマンスなどさまざまな形態をとります。LAメトロの依頼によって作成した大がかりな開催地特定アート作品は、クレンシャー/LAX線に常設展示されています。これまで、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパの展覧会で作品が展示されました。デイビスはオクシデンタル大学で学士号を、イェール美術大学で美術修士号を取得しています。また、コネチカット州ニューヘイブンのNXTHVN立ち上げからのアーティストフェローです。
サロメ・アセガはアーティストであり、異なる意見や数多くの声を大切にするリサーチャーです。現在、フォード基金のクリエイティビティと自由な表現プログラム分野のテクノロジーフェローです。サロメは共同司会者としてトーク番組「Hyperorpia: 20/30 Vision」(ベルエア ラジオ)に登場し、ブッシュウィックのデジタルアートのコラボレーション「POWRPLNT」のディレクターでもあります。これまで、アイビーム、ニューミュージアム、ザ・ランドロマット プロジェクト、リセス アートに研修生や研究員として参加してきました。また、第11回上海ビエンナーレ、パフォーマ、EYEO、ブルックリン美術館で展示やプレゼンテーションを行っています。サロメはパーソンズ美術大学で美術修士号を取得し、同校で教員も務めています。
マヤ・バード-マーフィは、デザイナーかつ教育者であり、数々の賞に輝く非営利団体シカゴ モバイル メーカーズの業務執行役員です。シカゴ モバイル メーカーズは恵まれないコミュニティでデザインのスキル構築ワークショップを提供しています。マヤはデザインの世界は、教育やコミュニティとの関わりによって、より広い視点をもって、より多くの人々に開かれるべきだと信じています。また、シカゴ美術館附属美術大学およびボストン建築大学で教鞭をとっています。最近では、『Dwell』誌に取り上げられ、『Newcity』誌のシカゴを形づくる50人に選ばれ、AIAアラン・マディソン賞を受賞しました。
ブランドン・ブローは、シカゴを拠点とする芸術家でありデザイナーです。絵画、彫刻、ウェブ、動画、プリント、インタラクティブプロジェクトなど多岐にわたる形で表現してきました。チャンス・ザ・ラッパーの3枚の有名なアルバムすべてのカバーを手掛けたアーティストとして広く知られるブランドンは、聴衆を魅了し、文化を動かすものを理解しており、それによって今も市場改革の需要に応え続けています。本物の感性と美意識によってクリエイティブなソリューションを生み出すことを大きな目標としています。
パリ生まれでシカゴを拠点とするジュエラー、キャサリン・サーはアート、デザイン、物語を組み合わせたファインジュエリーを通じて、文化や世代を超えて人々をつなぐシンボル、ストーリー、形を表現しています。ロンドンのダイヤモンド業界のトップレベルで10年間キャリアを積んだ後、美しさだけではなく、意味をもつジュエリーづくりを目指すAlmasikaを2014年に設立。長年にわたり、アートの力にインスピレーションを得て物語を紡いできました。3つの大陸に住んだ経験から、形やシンボルのもつ共通した重要性に魅了されています。Almasikaのジュエリーは、ミシェル・オバマ、リース・ウィザースプーン、アリシア・キーズ、リゾなどの有名人も身に着けています。Almasikaのジュエリーは、いずれも責任ある調達あるいはリサイクルによる18Kゴールドと持続可能な方法で調達された天然ダイヤモンドからつくられています。
イリノイ州リバーデール出身のサマー・コールマンは、受賞歴を誇るグラフィックデザイナーです。クリーンで明確、安定したグラフィックデザインで、広くアピールするブランド構築を手掛けています。サマーは、シカゴ市の組織やアーティストのもとで、アーティスト、デザイナーとしてのキャリアをスタートしました。これまで、シカゴ公共交通機関管理局(CTA)、シカゴ大学、トレーサーズ ブッククラブ、サウスショア商工会議所、ザ シルバールームなど数多くのクライアントのデザインを手掛けてきました。また、シカゴ現代美術館でのトレーサーズ ブッククラブとのコラボレーションによるケリー・ジェームズ・マーシャルの「Mastry」展で作品を展示しました。イリノイ州立シカゴ大学の美術学士号を取得しています。
ダマー・ブラウンは、シカゴのVirtueレストランのシェフ ド キュイジーヌです。Virtueで手がける料理は、子どものころから慣れ親しんだ味に、かつて働いたキッチンで習い覚えた味を組み合わせたものです。ブラウンは、Alineaグループの健康志向コンセプトのレストラン、Roisterで2年務めた後、ミシュランの星を獲得したシェフ、アンドリュー・ブロシュのもとでスーシェフとしてさらに腕を磨きました。その後、シェフ・エリック・ウィリアムズと再度チームを組み、料理は多様な出自をもつ人々をつなぐという考えのもと、シカゴのハイドパークにVirtueをオープンしました。
「長い年月にわたって、クリエイティブ産業で働く非白人のデザイナーには、明らかなパイプラインと明確な障壁がありました。ドーチェスター・インダストリーズ実験デザインラボは、黒人の才能は見つけにくいという概念に挑戦するだけでなく、それに対して確実な答えを用意しています。私はこのグループの一員であることに誇りをもっています。デザインの理解とデザインの交流を豊かにするために働いているデザイナーたちの作品を広め、支援し、称賛することができることはこの上ない喜びです。私はプラダのこのプログラムへの信頼と投資に感謝し、この素晴らしいグループを見出すことにご協力いただいた推薦者、選考委員会に感謝します」。
シアスター・ゲイツ、アーティスト、ドーチェスター・インダストリーズ実験デザインラボおよびリビルド財団の創始者
On the occasion of the Prada Men's SS23 Fashion Show, the Prada Group hosted in Milan Theaster Gates and the awardees of the Dorchester Industries Experimental Design Lab for a two-day retreat with the Prada team filled with dedicated meetings, presentations, and collaborative activities.
3月初旬、受賞者がシカゴのサウスサイドに集まって顔合わせをし、それぞれの仕事についての考えを共有、デザイン業界の現在の課題について議論し、コラボレーションの機会について話し合いました。この会合は、3年間に及ぶプログラム期間中に開催される3回の会合の第1回目となります。
立ち上げグループは、Prada S.p.A.取締役会に新たに選出され、Prada S.p.A.持続可能性委員会の委員であるパメラ・カルペッパーの立ち合いのもと、シカゴのサウスサイドのリビルド財団ストーニーアイランド・アーツ・バンクにて、シアスター・ゲイツ、ライター、キュレーター、アクティビストのキンバリー・ドリュー、サラ・ルイス教授の公開対話で発表されました。
プラダ・グループは、国連の性と生殖に関する保健機関であるUNFPA(国連人口基金)と提携し、多様性・平等・受容性への取り組みをさらに強化するべく、
研修プログラム「Fashion Expressions: The Stories She Wears」を開始しました。同プログラムは、若い女性に、ファッション業界に関する貴重な知識と実用的なスキルを提供することを目的としています。
このプロジェクトの第1弾には、ケレタロ州(メキシコ)の現地および周辺コミュニティ出身の刺繍と製織の経験を持つ30人の女性職人が参加し、技能、技芸、財務スキルの強化を目指して研修に取り組みました。
6か月間の研修期間を通じて、このプロジェクトは、現地の非営利団体のNestとともに、女性参加者たちに自分たちの文化遺産を紹介する機会を与えると同時に、女性の性と生殖に関する権利についての知識を提供しました。
この研修を修了すると、ファッション専門家の指導の下、企業と協働する機会を得ることができます。
2025年に実施される第3弾には、ケレタロ州の職人46人が参加する予定です。そのうち26人は昨年の研修の修了生であり、今回は指導者の役割を担います。今回初めて参加するのは、刺繍と手工芸の経験を持つ25歳から28歳までの若い女性20人です。
プラダ・グループはメキシコに店舗を構えているため、この2025年の研修は従業員が初めてプログラムに参加する機会にもなります。
プラダ・グループとUNFPAとのパートナーシップの素晴らしい点は、創造性を女性と少女たちのためのインクルーシブなコミュニティを築く中心に置いていることです。このモデルは既にアフリカに好影響を与えており、ファッションを通して性と生殖に関する健康と権利、ジェンダー平等、女性の経済的なエンパワーメントの向上に取り組むことで、メキシコのケレタロの女性職人たちに成果がもたらされることを楽しみにしています。
マリアローザ・クティッロ、UNFPA戦略的パートナーシップ最高責任者
ファッションセクターにおけるリーダー的な役割を果たすプラダ・グループは、ジェンダー平等の推進に常に取り組んできたUNFPAと2021年に正式に提携し、ガーナのインターナショナル・ニーズ・ガーナ(ING)とケニアのキツイカウンティ政府およびキツイカウンティ テキスタイルセンターの協力によりこの研修プログラムを開発しました。
12か月後、研修生はガーナまたはケニアでファッションショーを開催し、各自の作品を発表しました。これは現地のファッション企業と接触し、インターンシップを開始し、長期的な雇用機会を確立する絶好のチャンスとなります。
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また、この研修コースでは、女性の人権に関する理解を深め、ジェンダーの不平等を解消することを推進しています。本プログラムは、月経の健康管理、思春期、10代での妊娠の予防などのトピックを網羅した、性と生殖に関する健康についての総合的な教育を提供しました。また参加者は、ジェンダーベースの暴力の予防と対応に関する研修を受け、女性の性器切除や児童婚をはじめとする有害な慣行に対抗するために必要な貴重なスキルを習得しました。
この研修プログラムは、ファッションは善なる力であるというプラダ・グループの信念を反映しています。ファッション業界の社会的・経済的な力を活用してより受容性のある平等な社会を築くために、このユニークなプロジェクトを通してUNFPAと提携できることを大変光栄に思っています。
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループCSR担当責任者
プラダ・グループが「THE VALUABLE 500」に加盟
プラダ・グループは、障害者が活躍できるようビジネスシステムの根本的な改革を目指すグローバルコミュニティ「The Valuable 500」に加盟した最初のラグジュアリーファッション企業です。プラダ・グループは「The Valuable 500」の加盟にあたり、障害を持つ人々の声や体験を向上する活動に取り組みます。
「プラダ・グループは、多様な才能を育て、採用し、雇用を維持するとともに、受容性の文化を創造する取り組みを進めています。私たちは、グループの取り組みを反映したこれらのプログラムに強い誇りを持っています。これらのイニシアチブは、目に見える進歩を遂げています。私たちは、この趨勢がプラダ社内とファッション業界両方の現在と未来において、多様性やリプレゼンテーション向上の機会をより多く生み出すことを期待しています。」
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループマーケティング責任者およびCSR担当責任者
2019年、プラダ・グループは、アート、ファッション、文化機関、大学、社会運動の第一人者で構成される「多様性と受容性に関する諮問委員会」を設立しました。アーティスト、ソーシャルイノベーター、そしてリビルド財団の創始者であるシアスター・ゲイツが議長を務め、そのメンバーには、ファッション工科大学学長のジョイス・F・ブラウンや、人道支援家であり国連の性と生殖に関する保健機関である国連人口基金(UNFPA)戦略的パートナーシップ最高責任者のマリアローザ・クティッロなどが名を連ねています。
2020年と2021年に、プラダ北米地域の多様性・平等・受容性チームを創設。このチームは、プラダの全レベルに多様な視点や体験を浸透させるためのポリシーや戦略、プログラムの企画を担当しています。
2024年には、世界的なリーダーシップチームの参加を得てこの諮問委員会を拡大・発展させ、グローバル ピープルカルチャー フォーラムを立ち上げました。このフォーラムは、ピープルアジェンダの改善状況を監視し、従業員とその家族に関連するトピックについてこれまで以上に高い基準を達成することを目指します。プラダ・グループCSR担当責任者のロレンツォ・ベルテッリがスポンサーとしてフォーラムの活動を主導し、プラダ・グループ最高人事責任者のローザ・サンタマリアが議長を務めます。また外部顧問として、諮問委員会議長のシアスター・ゲイツと、Prada S.p.A.の取締役会の独立非業務執行役員のパメラ・カルペッパーが参加しています。グローバル ピープルカルチャー フォーラムは、重要なイニシアチブやグローバルな文化的議論を促進すると同時に、あらゆる声が認められ尊重される環境づくりに取り組んでいます。フォーラムは、世界各国で生活し働くグローバルな従業員たちの幅広い価値観を反映し、各国で適用されるあらゆる法律の要件に配慮しています。