HIGHLIGHTS
目的と価値観
Forestamiは大気汚染の改善、生活環境の向上、気候変動の悪影響への対処など、緊急の必要性により推進される革新的なプロジェクトです。このプロジェクトは、プラダ・グループとミラノ大都市圏やミラノ市といった影響力のある団体の支援の下、緑にあふれる未来に向けた大きなステップとなる、2030年までに3百万本を植樹するという偉大な目標を掲げています。
Forestami Academyプロジェクトは、気候変動とその環境への影響に対処するための大きな前進となっています。政府機関とコミュニティがアーバンフォレストに関する教育の重要性を認識し、Forestamiとプラダ・グループによる共同イニシアチブを受け入れました。著名な講師であるミラノ工科大学のマリア・キアラ・パストーレ率いる3年間のプログラムでは、イタリアの国内外の森林専門家を招いた会議、セミナー、ワークショップなど、幅広いカリキュラムが提供されています。
The Forestami Academy training series, which for 2025 had the central theme “Plants in cities: do we really know them?”, closed with the final meeting in September.
“CITIES AND NATURAL CAPITAL: BEST PRACTICES IN URBAN SUSTAINABILITY”
On Thursday 18th September 2025, the third and final meeting of Forestami Academy was held at Parco Nord Milano.
The subject was explored during the event by Giulia Capotorti, Associate Professor of Applied and Environmental Botany at the Sapienza University of Rome, who placed particular emphasis on the urgency of bringing nature into a central focus in city life.
The event offered a practical glimpse into the best practices in Italy for the protection and re-establishment of urban ecosystems, those based on sound scientific knowledge but that also require targeted investment, public governance and the active participation of the city’s inhabitants.
The day ended with a guided tour of Parco Nord Milano by expert agronomists, identifying and getting to know woods of different ages, and seeing their evolution in a peri-urban context.
「より緑豊かな都市、より良い生活:都市空間における植物の種多様性と生態系サービスの役割」
6月18日(水)、ミラノトリエンナーレにて、3年目を迎えるForestami Academyの第2回会合が開催されました。
この日のスピーカーは、植物生態学と生物多様性保全の国際的な専門家であるティツィアーナ・ウリアン氏でした。トリノ大学准教授、英国王立植物園キューガーデン名誉研究員でもあるウリアン氏は、都市環境における植物の種多様性と生態系サービスの重要な役割、および植物園の現在の役割と潜在的な役割について深い洞察力を発揮してきました。
この2回目のイベントでは、最後にセンピオーネ公園を散策しました。この歴史ある公園は、ミラノで最も愛されている公園のひとつです。ミラノ北公園の環境サービス担当農学者ファビオ・カンパーナ氏、農業技術者アンドレア・モントーリオ氏、およびミラノ北公園の森林管理者と上級技術責任者のリカルド・トゥッチ氏のガイドの下、参加者は都市の自然を探索しました。
「都市における植物」
5月15日(木)、ミラノトリエンナーレにて、3年目を迎えるForestami Academyの第1回会合が開催されました。
今回のプログラムは、「都市における植物」と題したイベントにより幕を開けました。Forestami科学コーディネーター兼ミラノ工科大学准教授のマリア・キアラ・パストーレ氏が紹介し、イタリアを代表する植物微生物学の専門家で、アカデミア・デイ・リンチェイのメンバーでもある、トリノ大学の植物生物学名誉教授パオラ・ボンファンテ氏が進行しました。
ディスカッションでは、CO₂の吸収、都市土壌の劣化、最も適した植物種の選択、進化が密接に関連している統合システムとしての植物と微生物の重要性など、重要な問題にも触れられました。
この日は最後にセンピオーネ公園を散策し、参加者はさまざまな種類の樹木の識別に挑戦しました。ミラノ北公園の環境サービス担当農学者ファビオ・カンパーナ氏、農業技術者アンドレア・モントーリオ氏、およびミラノ北公園の上級技術責任者で林業管理者のリカルド・トゥッチ氏の指導の下、さまざまな種類の木を識別しようと試みました。
«自然が重要な要素となる『ガーデンファクトリー』というアーキテクチュアルなプロジェクトによって体現されるとおり、緑の重要性とそれが人々のウェルビーイングにもたらす恩恵は、プラダ・グループにとって大切なテーマです。2年目の文化的な挑戦は、科学的な証拠に裏打ちされた、樹木が私たちすべての人々の生活の質に与える影響を、感情面と身体面の両方から理解することです。人々の健康も、何がウェルビーイングに有益かを知っているかどうかにかかっています。プラダ・グループは、アカデミーと共にこの探求の道を歩んでいきます。»
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループCSR担当責任者