HIGHLIGHTS
目的と価値観
Forestamiは大気汚染の改善、生活環境の向上、気候変動の悪影響への対処など、緊急の必要性により推進される革新的なプロジェクトです。このプロジェクトは、プラダ・グループとミラノ大都市圏やミラノ市といった影響力のある団体の支援の下、緑にあふれる未来に向けた大きなステップとなる、2030年までに3百万本を植樹するという偉大な目標を掲げています。
Forestami Academyプロジェクトは、気候変動とその環境への影響に対処するための大きな前進となっています。政府機関とコミュニティがアーバンフォレストに関する教育の重要性を認識し、Forestamiとプラダ・グループによる共同イニシアチブを受け入れました。著名な講師であるミラノ工科大学のマリア・キアラ・パストーレ率いる3年間のプログラムでは、イタリアの国内外の森林専門家を招いた会議、セミナー、ワークショップなど、幅広いカリキュラムが提供されています。
プラダ・グループは、都市および都市周辺環境の質を評価するうえで今日の重要な指標となっている樹幹被覆率をテーマとする2026年Forestami Academyの新サイクルを発表しました。
樹冠を地面に向かって投影した時にできる陰影の割合を示す「樹冠被覆率」は、樹木の存在とその生態的役割(遮光効果、ヒートアイランド現象の緩和、炭素隔離、生物多様性の向上、市民の精神的・身体的健康)を客観的かつ定量的に示すものです。
この取り組みの一環として、樹冠被覆率と環境スチュワードシップを通じて若年世代の参加を促すための教育プログラムが実施されます。ForestamiおよびLa Fabbrica(学校プロジェクトを開発するイタリア教育省認定団体)と共同で開発したこのプログラムには、ミラノ都市圏のさまざまな小学校の4年生と5年生のクラスが参加しています。
2026年3月19日、ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館のオランジュリーにて、国際会議「In the Canopies」が開催されました。午前のセッションでは、都市環境における樹冠の可能性を巡り、国際的な専門家が意見を交わしました。このディスカッションでは、衛星モニタリング、緑地計画、ヨーロッパの政策的枠組みなどに焦点を当て、気候レジリエンス、環境品質、都市の持続可能な開発において樹冠が果たす中心的な役割への認識を高めるための取り組みについて、研究者、技術者、機関の代表者が協議しました。
««「教育」はプラダ・グループにとって優先事項のひとつであり、ForestamiおよびForestami Academyプロジェクトとのパートナーシップの背後にあるビジョンの重要な要素でもあります。都市環境における樹冠の不可欠な役割を探求する新サイクルがスタートします。これは、家族、とりわけミラノの児童が参加できるような取り組みを通じて、教育を中心に据えるという当グループのコミットメントを再確認するものです。»
ロレンツォ・ベルテッリ、プラダ・グループCSR担当責任者
««樹冠被覆率は、都市の環境変革を理解し、統治するための中心的なツールとして、ますます重要になっていくでしょう。これは樹木の数を知るだけでなく、樹冠を通して都市を読み解くものであり、都市環境の質を示す構造的指標として、都市計画の現行基準に匹敵するものです。この基準をもとに、介入計画を策定し、公共部門と民間部門の責任分担を促すとともに、地域政策をヨーロッパの自然復元目標に合致させることができます。»»
マリア・キアラ・パストーレ、Forestami科学ディレクター