HIGHLIGHTS
目的と価値観
国際スポーツ界で最も長い歴史を誇るトロフィーであり、セーリングの頂点に立つアメリカズカップの第37回大会。2021年のオークランド大会で勝利を収めたルナ・ロッサが再び挑戦します。
開催地選考をめぐる熾烈な競争の結果、アメリカズカップがヨーロッパに戻ってくることになりました。2024年9月~10月に開催される第37回アメリカズカップの開催地にバルセロナが選ばれました。アメリカズカップの173年の歴史において、スペインが開催国となるのは3回目です。今回も、オークランドの海で素晴らしい活躍を見せたAC75クラスの単胴船で参戦します。
2021年2月21日のプラダカップでイネオスチームUKを7対1で破り、優勝したルナ・ロッサ プラダ ピレリは、第36回アメリカズカップで挑戦者として王者エミレーツ・チーム・ニュージーランドと対戦しました。
マーク・ニューソンのデザイン、フィレンツェ屈指の熟練銀細工師の製作によるトロフィーは、マックス・シレナと2人の操舵手、フランチェスコ・ブルーニとジミー・スピットヒル、そしてルナ・ロッサが代表するCircolo della Vela Siciliaヨットクラブのクルーと会長のアゴスティーノ・ランダッツオに授与されました。
プラダ主催の第36回アメリカズカップの最終戦で、ルナ・ロッサ プラダ ピレリは、前回王者のエミレーツ・チーム・ニュージーランドを相手にイタリアの出場チームとして同カップ史上最高得点を記録しています。
起業家のパトリッツィオ・ベルテッリとアルゼンチンのヨットデザイナー、ジャーマン・フレールが出会い、フレールがベルテッリに2000年の第30回アメリカズカップへの挑戦をすすめたことから、1997年にルナ・ロッサ チームが創設されました。以後、アメリカズカップに5回出場し、2000年のルイ・ヴィトンカップと2021年のプラダカップの2回で優勝、2007年と2013年の大会では決勝進出という成績を残しています。ルナ・ロッサは、Circolo della Vela Siciliaヨットクラブを代表して、スペインのバルセロナで2024年9~10月に開催予定の第37回アメリカズカップにも挑戦します。
2012年6月29日、パトリッツィオ・ベルテッリはイタリア人として初めてアメリカズカップの殿堂入りを果たしました。