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    CEOからのメッセージ

    当グループの戦略の強さを証明するとともに、当グループとそのブランドのために計画した道程における新たな前進を示す、一連の堅調な結果を報告できることを嬉しく思います。マクロ経済環境は厳しい状態が続き、業界の動向は確かに複雑化していますが、当社のブランドはダイナミックな創造性と多面的な精神により回復力を発揮しています。

    2024年は4年連続となる2桁成長を達成し、純売上高は17%増加して54億ユーロに達しました。この結果の根底には、正規価格の販売量に牽引され前年比18%増という、リテール販路の非常に健全な業績がありました。

    プラダはプラス成長軌道を確かなものにし、ミュウミュウは知名度も規模も新たなレベルへと進化を遂げました。

    全ブランドへの継続的な投資により、さらなる利益率の拡大を達成し、EBITマージンは23.6%となりました。

    戦略的投資計画においても着実な進展が見られ、約5億ユーロが投入されました。リテール、産業イニシアチブ、テクノロジーは今後も将来の成長に貢献し続けるでしょう。

    最後に、当社はネットキャッシュポジション6億ユーロという健全なバランスシートで年を締めくくりました。

    私たちは境界線が曖昧になっている時代に生きており、ブランドは多分野にわたる対話を受け入れ、現代性を解釈するために絶えず進化し続ける言語を提案する必要があります。時代の精神を読み取るこの能力は不可欠であり、プラダとミュウミュウはお客様と関わる中で独自の世界観を築き上げ、文化的景観を切り開き続けています。没入型イベント、特別な体験、さらに改善されたリテールネットワークを通じて、各ブランドの独自のアイデンティティを表現し、それぞれのコミュニティとつながるための強力な手段を提供しています。

    当社はこれまで達成してきた成果を誇りに思う一方で、今こそが、過去数年にわたる努力をさらに活かし、長期的な視点で魅力を高め、リテール部門の水準をさらに引き上げ、卓越性を追求する時であると認識しています。

    同時に、長年の投資とノウハウを基にリテールネットワークの向上と産業インフラの強化を継続し、当社の事業基盤を増強していきます。

    当社は、この業界の逆風が、少なくとももう少しの間は続く可能性が高いことを認識しています。それでも、当グループのブランドにはチャンスがあると考えており、夢見て憧れ、惹かれる価値のある商品を作るという当社の第一かつ最も重要な目標を常に念頭に置きながら、これまで以上に実行と戦略的ビジョンに注力していきます。

    アンドレア・グェラ
    CEO兼業務執行役員

    CSR担当責任者からのメッセージ

    2024年は、事業の成長という点だけでなく、当社の持続可能性戦略の3つの柱である「地球」、「人」、「文化」にわたる主要な業務の進捗を確保することに重点的に取り組んできたという点でも、非常に前向きな年となりました。

    当社の持続可能性委員会が、複雑なESG規制のシナリオから生じる新たな課題に関する社内議論の推進、まったく新しい取り組みに対する適切なガバナンスの特定、そしてグローバルな持続可能性戦略の具体的な進展に貢献したことを、大変誇りに思っています。

    当社は原材料調達による環境への影響を認識し、主要原材料を環境への影響の少ない代替品に切り替えるという困難な3年間のロードマップを推進し、WWFなどの著名なパートナーとともにバリューチェーン全体の水リスク評価を開始しました。

    生態系の保護は当社の中核事業と密接に関連しているため、当社の全体的な取り組みの重要な焦点となることは間違いありません。

    当社は商品を通じて循環性にも積極的に取り組んでおり、再生ナイロンを使用したPrada Re-Nylonコレクションを継続的に拡大し、年間を通してUpcycled by Miu Miuイニシアチブを強化しています。

    私にとって、お客様とのこうした会話を継続することは極めて重要です。

    もちろん、サプライチェーンの積極的な貢献なしに目標を達成することはできません。そのため、主要サプライヤーが当社の戦略に沿っていることを確認するためのトレーニングおよび意識向上プログラムにも重点を置いています。

    当社の最大の影響力はバリューチェーン全体に及び、関係者全員の説明責任が強化されるため、この分野にさらなるエネルギーを投入する予定です。

    同時に、「DRIVERS OF CHANGE(変化への原動力)となる」という目的を再確認し、部門や地域を超えてピープルカルチャーに関するオープンな議論を促進するグローバルなピープルカルチャーフォーラムの立ち上げから、職場環境における公平性と受容性の向上に向けたロードマップの実施や、プラダ・グループ「We Are Family」イベントから、新しいグローバルなペアレンタルポリシーを通じたワークライフバランスとプロフェッショナルな受容性への取り組みに至るまで、従業員を対象とした一連のイニシアチブを通じて当社の価値観を根付かせています。

    最後に、Prada Re-Nylon for SEA BEYONDコレクションの収益からの支援を受け、SEA BEYONDプロジェクトは成長を続け、海洋と気候の相互関係に関する第3弾教育モジュールが開始され、56か国の約35,000人の学生が参加しています。また今年は、ユネスコ-IOCと共催し、ヴェネツィアで第1回「海洋リテラシー世界会議」を、37回アメリカズカップ期間中のバルセロナで「Ocean&Climate Village」展を開催しました。世界会議には、教育、科学、政治、経済、文化の領域において海洋リテラシーを確立する新たな行動の波を引き起こすことを目的に、ユネスコ加盟国の代表131名と世界の海洋リテラシー専門家が集結しました。この思い出に残るレースシーズン中、人々が海洋保全の推進という共通の緊急性に反応した様子を見るのは信じられないほど素晴らしいことでした。そして、今大会のクライマックスとして、ルナ・ロッサ プラダ ピレリの女子チームとユースチームの両方が勝利を収めました。

    ロレンツォ・ベルテッリ
    CSR担当責任者

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