HIGHLIGHTS
目的と価値観
環境と生物多様性を保護することは、プラダ・グループの成長戦略の基本要素であり、未来の資源に貢献し、グループのサプライチェーンの堅牢性と回復力を高めることにつながります。そのため当グループは、デザイン工程以降の原材料調達による潜在的な影響に対処することに最大の焦点を当てています。
プラダ・グループは、使用する原材料の本質的な価値と品質の高さだけではなく、その起源と倫理的で持続可能な製造工程も重視する包括的なアプローチで原材料の調達と管理に取り組んでいます。
2024年に完成品のために購入された原材料
また当グループは、「動物福祉方針」の実施により、責任ある調達を強化しています。
目標の詳細は、プラダ・グループの「2024年サステナビリティレポート」をダウンロードしてください。
レザー
2022年(基準年)
2024
2026年(目標年)
レザーは、最も重要な原材料のひとつであり、プラダ・グループが完成品の製造のために2024年に購入した素材の43%に相当します。当グループは、グループの規制物質リスト(RSL)に記載された基準と認定に準拠した高品質のレザーの調達に取り組んでいます。
また、農場から最終製品に至るまでの全工程に関する総合的な情報の収集を目指し、レザーのサプライチェーンのトレーサビリティの向上にも努めています。
当グループは、レザーの加工工程には多量の水消費、化学物質の使用、潜在的な人権侵害のリスクが伴うこと、そして生物多様性の保全と森林破壊のリスクの排除のためには「ハイド」と「スキン」の起源に関する情報も重要であることを認識しています。
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ナイロンとポリエステル
2022年(基準年)
2024
2026年(目標年)
Prada Group offers its clients a significant range of products made of alternatives to nature-based materials. In 2024, nylon and polyester accounted for 14% of the Group's total procurement, with a transition to a recycled offer over the years.
The Group was a pioneer in the use of recycled synthetic materials launching in 2019 Prada Re-Nylon Collection, made entirely from nylon regenerated by recycling plastics collected worldwide from landfills, textile fiber waste and the ocean.
In 2024, Prada also signed the Microfibre 2030 Commitment.
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コットン
2022年(基準年)
2024
2026年(目標年)
コットンは、プラダ・グループの主要天然原材料であり、2024年の全購入材料の約12%に相当します。当グループは、コットンの調達に伴う潜在的な悪影響を低減するために、GOTS、OCS、BCI、GRSといった認証を重視しており、グループが購入する全コットンの45%が少なくともこれらのうち1つの認証を有しています。
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ビスコース
2022年(基準年)
2024
2026年(目標年)
人工セルロース素材は、製造時に溶剤や漂白剤などの化学物質を大量に使用するため、環境に多大な影響を与える可能性があります。また、ビスコースの製造は、セルロースの製造のために主に広葉樹と針葉樹を伐採して木からパルプを抽出することから、森林破壊につながっています。これにより、生息地の喪失と生物多様性の減少がもたらされます。これらの悪影響に対処するため、プラダ・グループは、2026年までにFSC(森林管理協議会)認証ビスコースまたはリサイクルビスコースの購入率100%を達成するという目標を設定しました。
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