プラダ ガーデンファクトリー

プラダの景観
モンテヴァルキ、モンテグラナーロ、ヴァルヴィーニャの「ガーデンファクトリー」

プラダ・グループは、新規の建設よりも既存の工場を購入して改装することを選択しています。

既存の建物が見つからない場合は、熟練した建築家を招いて協働し、土地を消費することなく、景観を保護した建築を実現します。

ヴィラのように美しいプラダの「ガーデンファクトリー」は、目に見えるものと見えないもの、近くのものと遠くのものが絶妙に調和した巧みな設計で、外観を重視しながらも内側から感じられる性質にもこだわっています。

これらの「内向的」建築物には中世の回廊やあずまやのような隠れた庭があり、それは調和がとれた居心地のよい秘密の空間であると同時に、遠くの風景へとつながる意外性のある隙間でもあり、束の間の美しい楽しみを与えてくれます。

さりげなく、示唆的な生垣と壁は、その自由な意味の可能性を持つドライな印象の中に表現上の価値があります。

グイド・カナーリが演出するファクトリー

「実際に歩いてみると特にはっきりわかると思いますが、これらの工場はすべて、中にいる人を第一に考えて設計され、何百人もの人々の日常のストレスの軽減に役立つことを目指しています。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、空間を利用する必要がある当事者の身になって忍耐強く考えるよりも自己満足や自己主張が強いと、このような配慮は見落とされがちです。

プラダ・グループの建築的探究の目的は、過剰や誇張を排除し、現在ではほぼあらゆる場所で劣化と汚染の打撃を受けている周囲の物理環境と丁寧な対話をすることにあります。

10年以上にわたるプラダとの協働の中で、対象が生産拠点の場合であっても、細部までこだわり抜いた適正な建築への最大限の情熱を共有してきたと信じています。

私たちは生産に関する機能性と合理性の厳格な原則に絶対的な信念を置き、建設にあたっては、ほとんどプリミティブな材料を使用し、空間の豊かさや建築の品質に対して妥協のない姿勢で臨みました。

また、これらの建築物はル・コルビュジエが言うところの建築的プロムナードであり、建築空間を通り抜ける、感情を動かす通路になっています。

3つのファクトリーのそれぞれで、訪れる人やそこで働く大部分の人が、機能的効果と個人の仕事に対する配慮に加えて、信頼性のある建築の必須条件となっている空間の快適性に恵まれていることに気付いてくれることを願います。

これはヴァルヴィーニャだけの話ではなく、モンテヴァルキやモンテグラナーロでも、特にアトリウム、内部通路、植物が植えられたパティオやオフィスなどの共用エリアについても言えることです。」

イタロ・ルピの編集・装丁による書籍 『Prada Architecture by Guido Canali』(2018年)から抜粋