HIGHLIGHTS
目的と価値観
プラダ・グループとのパートナーシップによる、
3年目を迎えるFORESTAMI ACADEMYの第1回会合
植物と土壌下の目に見えないネットワーク:根、都市、微生物を巡る旅
2025年5月15日、ミラノ – ミラノトリエンナーにて、3年目を迎えるForestami Academyの第1回会合が開催されました。同イベントは、都市における自然の重要性に対する認識を高めるために、Forestamiとプラダ・グループが共同で創設した教育イニシアチブで、市民や専門家、そして都市の緑化について知識を深めたい人々に参加を呼びかけています。
今回のプログラムは、「都市における植物」と題したイベントにより幕を開けました。Forestami科学コーディネーター兼ミラノ工科大学准教授のマリア・キアラ・パストーレ氏が紹介し、イタリアを代表する植物微生物学の専門家で、アカデミア・デイ・リンチェイのメンバーでもある、トリノ大学の植物生物学名誉教授パオラ・ボンファンテ氏が進行しました。午前中には、パオラ・ボンファンテ氏が、植物の知られざる魅力的な世界へと参加者をいざない、私たちの日常生活や都市の生態系において植物が果たしている中心的な役割を詳しく解説しました。
ディスカッションでは、CO₂の吸収、都市土壌の劣化、最も適した植物種の選択、進化が密接に関連している統合システムとしての植物と微生物の重要性など、重要な問題にも触れられました。
この日は最後にセンピオーネ公園を散策し、参加者はさまざまな種類の樹木の識別に挑戦しました。ミラノ北公園の環境サービス担当農学者ファビオ・カンパーナ氏、農業技術者アンドレア・モントーリオ氏、およびミラノ北公園の上級技術責任者で林業管理者のリカルド・トゥッチ氏の指導の下、さまざまな種類の木を識別しようと試みました。
2025年の教育プログラムの第2回会合は、2025年6月18日(水)にミラノトリエンナーレで開催され、2025年の最後となる9月の第3回会合では、屋外体験が予定されています。