HIGHLIGHTS
目的と価値観
FORESTAMI ACADEMY第2回会合
プラダ・グループと共同開催
2025年6月18日、ミラノ – 「Forestami Academy」は、都市の緑化の価値を探るためにForestamiとプラダ・グループが共同で創設した教育プログラムです。この日、3年目となる今年の第2回会合が実施され、多くの一般の方が参加しました。
この日のスピーカーは、植物生態学と生物多様性保全の国際的な専門家であり、トリノ大学准教授、英国王立植物園キューガーデン名誉研究員でもあるティツィアーナ・ウリアン氏でした。ティツィアーナ・ウリアン氏は、ラテンアメリカ、アフリカ、地中海地域でプロジェクトを推進してきた25年以上の現場経験を持ち、都市環境における植物の種多様性と生態系サービスの重要な役割、および植物園の現在の役割と潜在的な役割について深い洞察力を発揮してきました。
「都会の自然は贅沢なものではなく、必要不可欠なインフラです。植物は都市空間を彩るだけでなく、空気の浄化、気温の低下、心の健康のサポート、気候の調整、受粉などに重要な役割を果たしています」とウリアン氏は説明しています。
植物園もまた、生物多様性の保護において重要な役割を果たすとともに、保全活動、技術革新、教育の拠点として、また科学・行政・市民をつなぐ場所としても機能しています。英国王立植物園キューガーデン、サント・ドミンゴ国立植物園、トリノ植物園など、世界の素晴らしい植物園の例を見れば、その空間が生きた研究の場として機能しており、実際に都市の回復力を支えていることがわかります。
この2回目のイベントでは、最後にセンピオーネ公園を散策しました。この歴史ある公園は、ミラノで最も愛されている公園のひとつです。ミラノ北公園の環境サービス担当農学者ファビオ・カンパーナ氏、農業技術者アンドレア・モントーリオ氏、およびミラノ北公園の森林管理者と上級技術責任者のリカルド・トゥッチ氏のガイドの下、参加者は都市の自然を探索しました。
「Forestami Academy」のプログラムは、都市環境における緑と自然の価値に関する知識の拡散、意識の向上、熱心で有能なコミュニティの教育を目標として継続しています。2025年の最終会合となる第3回目は、9月に行われる屋外体験となる予定です。