11月11日、プラダ財団との共同制作によるメキシコの映画監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ氏のバーチャルリアリティ作品『CARNE y ARENA (Virtually Present, Physically Invisible)』が、映画芸術科学アカデミー理事会より「ストーリーテリングにおける幻想的かつ強烈な体験への功績」を評価され、特別賞を授与されます。
理事会は、『CARNE y ARENA』を「感情を深く揺さぶり、夜明けの薄明かりの中、アメリカ南西部の砂漠を越えようとする移民たちの世界に没入させられる。バーチャルリアリティといういまだ発展途上の新技術を用いた画期的な作品であり、アメリカとメキシコの国境問題という政治的で社会的な問題を私たちに直感的に伝えてくれる作品」と表現し、映画的な価値、マルチメディアとしての価値を特に評価しました。
イニャリトゥ氏にとって5つ目となる今回のオスカーは、11月11日(土曜日)にハリウッドで開催されるGovernors Awardsで授与される予定です。
『CARNE y ARENA』がオスカー受賞
