2月8日、全4章からなる展示プロジェクトの第2弾「Slight Agitation 2/4:Pamela Rosenkranz」がミラノのプラダ財団で公開されます。遊び、政治、解放の概念を探求したトビアス・プトリ(Tobias Putrih)のインスタレーションに続いて、パメラ・ローゼンクランツが手掛ける章では、心身の反応を引き出す試みをさらに発展させています。観客に感覚的・空間的な体験をもたらし、観客をアート作品の一部として参加させます。
スイスのアーティスト、パメラ・ローゼンクランツの作品は、物理的・生物的プロセスがアートにどう影響するかを探求しています。ローゼンクランツのインスタレーション「Infection」は、世界の人口の約30%に影響を及ぼしている神経刺激性の寄生生物をベースにしています。このアートワークは、香水を浸み込ませた天然素材で造られた巨大な砂の山で構成され、上から三原色の緑の光で照らされています。ゆっくりと香りが蒸発して生物学レベルで吸引と反発の反応を引き起こし、観客の行動に影響をもたらします。
会期:2017年2月9日~5月14日