ミラノのプラダ財団は、もはや野生には存在せず、捕獲されて生き延びたさまざまな種類の動植物を人工の生息環境に集めた米国人アーティスト、マイケル・ワンの考案によるプロジェクト「Extinct in the Wild(野生絶滅)」を発表します。
これらの種族は、自然を離れて人間が築いた世界に入ることを余儀なくされ、絶滅の時代の生き残りの戦略として、新しい未知の世界に一種の強制移住をさせられました。
各種族を3つの大きなガラスとアルミニウムの構造物内に並べ、人工の照明を当てて生息環境の特性を常に保っています。この生息環境は、それらの唯一の生存の可能性を守る庭師、科学者、愛好家から成るチームの手に委ねられました。
2月8日に開始する同展では、マイケル・ワンが2014年から現在までに野生で絶滅する前の元の生息環境でのさまざまな動植物の姿を撮った20枚の写真も展示されます。
会期:2017年2月9日~4月9日