アジアで初となる、プラダの洗練された単独のダイニング施設「Mi Shang Prada Rong Zhai」が上海に正式にオープンしました。
このプロジェクトは、プラダと著名なウォン・カーウァイ監督のコラボレーションによるもので、カーウァイ監督の独特の感性で語られる物語を通して、ミラノと上海の視覚文化が強く結ばれていきます。反射と並置によって相互に影響し合う洗練された関係が、芸術、歴史、文化、食などのトピックを織り交ぜた上質な対話へと発展していきます。
「テテベシュ」とは、隣合わせに配置された2枚の切手が鏡のように逆向きに印刷されていることを意味します。この切手用語をテーマにした、ウォン・カーウァイの示唆に富む詩的なビジョンが「Mi Shang Prada Rong Zhai」に投影されています。このテーマは邸宅内の空間全体に取り込まれ、エレガントなデザイン要素と細やかなディテールにより、プラダのタイムレスな洗練と、由緒ある邸宅の魅力の自然な一体感が生まれています。プラダの膨大なアートコレクションから厳選された装飾品と、中国の美しいアンティーク家具は、プラダ、上海、ミラノの揺るぎない結びつきの魅惑的な語り手です。
注目されるのは、100年以上の歴史を持つアートブランドDuo Yun Xuan(朶雲軒)とウォン・カーウァイとの共同制作による、上海流木版画作品シリーズ「Rising Clouds, Blooming Flower」が、Mi Shang Prada Rong Zhaiに特別に展示されていることです。
伝統的なクラフツマンシップと上海の洗練された美学が融合して生まれた、素晴らしい作品を集めた この版画シリーズは、ウォン・カーウァイ監督が上海の街の活気を映像に収めた『繁花(Blossoms Shanghai)』に着想を得ており、それぞれ異なる5色の雲にちなんで名付けられた5組の作品で構成されています。その中でも、「Rising Clouds, Blooming Flower – Blessing Cloud」はプラダ・グループが買い取った作品です。
Mi Shang Prada Rong Zhaiでは、伝統的なレストランの概念にとらわれることなく、遅めの朝食からディナーまで、美味しい料理と独創性あふれる菓子を提供することで、ダイニング体験を再定義しています。イタリアと中国の食の伝統を融合した独創的な折衷料理により、ダイナミックな味覚のバランスを実現。革新的な多国籍メニューが用意されています。メニューの作成は、「Gambero Rosso」や「Saturne」など、数々のミシュラン星付きレストランで研鑽を積んだロレンツォ・ルンギ(「リストランテ・トーレ」のエグゼクティブシェフ)が担当しています。菓子はペストリーシェフのディエゴ・クロザーラがセレクト。料理ワールドカップでイタリアナショナルチームのペストリーシェフを務め、優勝経験を持つクロザーラは、2018年にプラダ・グループのブランドであるマルケージ1824のクリエイティブペストリーディレクターに就任しました。
Mi Shang Prada Rong Zhaiのオープンにより新たな一歩を踏み出したRong Zhai。その空間と機能の活用について幅広い提案を行っていきます。2階はレストランフロア、3階は厳選した商品とオーダーメイドのサービスをお届けする「ジ・アパートメント」で、プラダの100年を超える伝統と卓越したクラフツマンシップに支えられたエクスクルーシブな空間となっています。ご来店の際はプラダ店舗のセールスアドバイザーがお手配を承ります。
Prada Rong Zhaiでは、特別な食体験をお届けするだけでなく、今後も引き続き都会の文化サロンとして独自の役割を果たし、年2回の美術展や、都市文化の発展に関する学際的な対話を促すための多彩な文化イベントを開催していきます。
Mi Shang Prada Rong Zhaiは2025年3月31日に正式にオープンし、一般のお客様をお迎えします(営業時間:毎日午前10時~午後10時)。3月29日正午より、Mi Shang Prada Rong ZhaiのWeChatミニプログラムからご予約いただけます。