フレグランス「La Femme Prada」と「L’Homme Prada」の発売にあたり制作された、フォトグラファーのスティーヴン・マイゼルによる広告キャンペーンでは、ミア・ゴス、ミア・ワシコウスカ、デイン・デハーン、アンセル・エルゴートが今回のキャストとして起用され、フレグランスの世界に新たな物語を紡ぎます。シックなマスキュリンさとエレガントなフェミニンさという二面性のアイデンティティを反映した2つの新作フレグランスは、単なるステレオタイプにとどまらず、自分らしくあることの自由を主張しています。
自己のアイデンティティへの問いかけと他者との違いという2点が、2種類のフレグランスの創造にあたって極めて重要でした。「プラダらしい女性とは?」 「プラダらしい男性とは?」 ミウッチャ・プラダは、この問いかけに対するシンプルな答えは持ち合わせていません。「私たちは、個性を様々な角度から見たいのです。でも常に額縁を意識し、その中に個性を見るようにしています。私たちが伝えたいのは、あなたがどのような人間か?そしてどのような人間になりたいのか?ということです」と、述べています。
スティーヴン・マイゼルの熟練したプロとしての目を通し、多彩な俳優達の個性をポートレートに引き出します。画家の様なアプローチで照明を上手く利用し、コントラストを際立たせる明暗法を用いて、現代の技術を駆使して昔の静止画を思わせるような作品を撮影しました。ムービーの撮影は、流れるようなビジュアルスタイルで、謎めいたストーリーの中の毅然とした個性にフォーカスがあてられています。また、フレデリック・サンチェスが官能的でモダンにアレンジしたエルヴィス・プレスリーの代表曲「Can’t Help Falling in Love」をパフューム・ジーニアスがカバーしたサンウンドトラックも、このキャンペーンの魅力のひとつです。
フレグランス広告キャンペーン「La Femme Prada & L’Homme Prada」
