2016年3月18日から8月28日まで、ミラノのプラダ財団でアーティストのトーマス・デマンドのキュレーションによるグループ展 “L’image volée” が開催されています。この展覧会は、プラダ財団のNordギャラリーで、彫刻家マンフレッド・パーニスがデザインした空間に展示されています。
“L’image volée”には、60人を超えるアーティストの手によって制作された1820年から現代までの90余作品が展示されています。展覧会の企画構成にあたったトーマス・デマンドの構想は、誰もが誰かを手本にしているという考えを中心に展開し、アーティストたちが自分自身の作品制作にあたり既存のイメージをどのように参照してきたのかを検証するのもです。オリジナリティ、コンセプチュアルな創作力、コピー文化の境界線を問うこのプロジェクトは、盗用、原作、合体と、こうした行為のクリエイティブな可能性に焦点を当てています。