ミュウミュウは、アリーチェ・ロルヴァケル氏の革新的指揮により上演されるヴェルディの名オペラ『椿姫(La Traviata)』に登場する美しい主人公ヴィオレッタの衣装を手掛けます。
「ヴィオレッタのドレスは様々なドレスを重ねて作りました。物語が進むに連れて起こるヴィオレッタの変化が、ドレスの変化と背景や舞台装置の変化と並行して目に映るようにしました。」 アリーチェ・ロルヴァケル氏は、ヴィオレッタを情熱に身を焦がす壊れそうな美しい人と捉えます。「ピエル・パオロ・パゾリーニの詩を歌うマリリン・モンローのような人」と形容するように、深い悩みに打ちひしがれ、もだえ苦しむティーンエージャーとして描かれる彼女は、田舎育ちの純朴さがあるゆえ、パリの贅沢さ(「あの溢れんばかりの砂漠、パリ!」)と愛の深味にのめり込んでいきます。
ロルヴァケル氏は続けてこう語ります。「私の椿姫は抽象性に満ちています。全てがヒロインの想像の世界の一部分なのです。時には現実に対する具体的な言及もありますが、それもヒロインの内なる世界に基づいたものになっています。」
アリーチェ・ロルヴァケル氏が手掛ける『椿姫(La Traviata)』は、レッジョエミリアにあるテアトロ ヴァッリで初公演され、その後北イタリアの主要な劇場で上演を予定しています。
モデナ: 2016年11月11、13日
コモ: 2016年11月25、27日
ベルガモ: 2016年12月2、4日
クレモナ: 2016年12月8、10日
ブレシア: 2016年12月16、18日
パヴィーア: 2017年1月19、21日