2025年4月2日、ミラノ — プラダは2025年6月、妹島和世氏とのコラボレーションによる「犬島プロジェクト」と、「プラダ モード」第12弾を大阪にて開催します。この2つのイベントは、妹島和世設計事務所を主宰しSANAAの共同創設者である妹島氏の、犬島に対するビジョンを示すものであり、プラダが妹島氏とともに開催する2回目のプラダ モードでもあります。「プラダ モード 大阪」は、現代文化をテーマとするプラダのイベントシリーズの最新版であり、妹島氏が手掛ける犬島プロジェクトで進行中の作品を展覧会形式で大阪にて披露します。「プラダ モード 大阪」に先立ち、数日間にわたり「犬島プロジェクト」のプレビューイベントも実施されます。
2008年、ベネッセアートサイト直島を運営する福武財団は、犬島の建築環境を再構築するために妹島氏を招聘しました。「プラダ モード 大阪」では、うめきた公園内にあるSANAA設計のパビリオンにて、「犬島プロジェクト」で制作中の作品の模型やビデオなどの資料が、建築家である妹島氏のキュレーションによる展覧会形式で公開されます。「プラダ モード 大阪」に先立ち数日間にわたって実施される「犬島プロジェクト」のプライベートプレビューでは、島の歴史を振り返り、妹島氏の過去17年間の取り組みと島の未来に対するビジョンを紹介します。また、「犬島プロジェクト」の期間中、妹島氏が設計しプラダが島に寄贈した「犬島 くらしの植物園」の常設パビリオンもお披露目されます。妹島氏は次のように語ります。「自然豊かな小さな島、犬島では、歴史、建築、芸術、そして日常生活が融合した風景、すなわち共生に出会い、体験することができます。
犬島と歴史的に深いつながりがある大阪では、この体験が共有され、より多くの人々に広がりを見せることでしょう。今回のプラダ モードでは、対話と発見を通じて共生が形作られ、みなさんの参加によって成長し続ける新たな風景が生まれるはずです。」
「プラダ モード 大阪」では、展覧会にまつわる物語をさらに深めるため、妹島氏のキュレーションによる対談やワークショップも行われます。「犬島プロジェクト」では、島を巡るツアーのほか、妹島が企画した、歴史的な建物や空間を会場とする音楽や芸術のプログラムも予定されています。「犬島プロジェクト」は6月4日から6日まで開催。これに続く「プラダ モード 大阪」は6月7日のプライベートメンバーズクラブのイベントを皮切りに、6月8日から15日まで一般公開されます。