21世紀の女性らしさを鋭い視点で称えるショートフィルムシリーズ「女性たちの物語」の第12弾『That One Day』は、アメリカ人映画監督クリスタル・モーゼルにより手掛けられました。
『That One Day』は、夢と現実の狭間における一人の少女のさまざまな異なる感情が描かれた、優しさと深遠さにつつまれた物語です。スケートボードに乗り、自分探しの旅をする主人公のレイチェルが旅の途中で出会ったのは、人生が変わる瞬間。ある穏やかな白日夢の中、たった1日ですべてが変わってしまうことがある。女性スケーターたちが見せてくれたのは、レイチェルが見たことのない世界。それは、女性たちが友情で結ばれ、強く、自分らしく生きている世界だった-「私は生まれて初めて、いつもの孤独感を感じなかった。」
『That One Day』は、9月1日にヴェネツィア映画祭のヴェネツィア・デイズ部門において初公開され、河瀨直美監督による第11弾『Seed』とともに上映されました。女性たちの物語の各作品は、ヴェネツィア映画祭の同部門にて、2012年からプレミア公開されています。