2014年、プラダはフランスのリモージュにある歴史的タンナリー(なめし工場)、Tannerie Mégisserie Hervy di Isle(現在はTannerie Limogesと改称)の事業を活性化し、その将来を約束するために同社を買収しました。Tannerie Limogesは伝統的な羊皮の製革法を用いる代表的な企業です。同社は、最高級品質のレザーを製造するばかりでなく、タンナリーが機能するために必要な知識の根幹部分となる工程に使用される化合物の「レシピ」を持つ質の高い職人たちにより、何世代にもわたって受け継がれてきた製造工程に必要な熟練したクラフツマンシップを守ることを志しています。
Tannerie Limogesはnappa plongeという子羊革を専門に扱っており、格別にソフトな手触りと天然の風合いが特徴です。これは伝統的な機械加工と手作業の加工によるものであり、レザーに美しく機能的な性質をもたらしています。また、レザーの品質を維持するために特別な注意を払っています。
また、このタンナリーでは生皮から最終製品までの全製造工程をすべて自社で手がけているため、外部業者に依存する必要がありません。現在の従業員数は23人で、一ヵ月間で約7,000 m2のレザーを生産しています。
Tannerie Limogesの買収は、あらゆる分野において最高の品質を追求するという、プラダのたゆまぬ努力のさらなる証なのです。
Tannerie Limoges
