品質への徹底的なこだわりは、プラダ・グループの重要な特性のひとつです。トスカーナのアレッツォの近くにレヴァネッラ品質管理センターが新設され、ますますその方針を強めています。このセンターは、2015年にオープンしてから、従業員数も導入機械の種類も増加しています。設立のねらいは、プラダ・グループが掲げる高い品質基準を確実に満たす製品づくりを徹底させることです。
この部門はあらゆる面において、製造効率を最適化し、従業員が細心の注意を払って検品に臨み、欠陥を特定できるように設計されています。そのため各所に特別な配慮がなされています。照明は製品が正しく見えるように考えられ、作業台は検品中に製品を傷つける危険のないように特殊な素材でコーティングされています。また、作業者が製品を扱うときは、必ず特殊なデザインの白い手袋を着用します。
この部門では、48人のスタッフが8つの作業エリアに分かれて作業します。各エリアには2つの作業台があります。1つの作業台に作業者は3人。1人は熟練の検品者、2人は仕上げ担当です。バッグはトレーに載せられて自動ベルトコンベアーで作業エリアに運ばれ、一つ一つ隅々まで調べられます。検品を通過すると、検品者がデジタル署名をし、製品を認証します。必要な品質基準を満たしていない製品は製造部門に送り返され、交換されます。
この部門では1日におよそ2,800点の製品を検品でき、廃棄率を最低限に抑えながら、店舗に届けられる完成品の品質の高さを維持しています。
プラダ・グループは、常に徹底した品質管理のもと製品づくりを行っています。