日本人の写真家、藤原聡志(1984年神戸生まれ)の名作展「EU」は、プラダ財団のヴェネツィアの施設で2016年夏に開催されたコンテンポラリーなイメージ制作に関するリサーチプロジェクト「Belligerent Eyes |5K Confinement」への委託作品とともに、同氏の代表作を展示します。
ルイージ・アルベルト・シピーニが企画し、Armature Globaleがデザインした会場で開催される展覧会は、現在のヨーロッパ写真芸術の主流とは異なる方向性を提示しています。藤原の写真は、通常とは異なる構図、被写体との距離、そして異質な解像度により、見る者を圧倒する危険な効果を持ち、通常のフォトジャーナリズム技術およびドキュメンタリー固有のスタイルとは離れた位置にあります。
展覧会は2つの部門で構成されいます。下のフロアでは同氏の5K Confinementの委託作品を再構築して展示され、上のフロアでは過去の様々な作品やプロジェクト(現在進行中も含む)を集めて発展させた回顧展となります。
Fondazione Prada Osservatorio – ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世 – 6月7日から10月15日まで