ミウッチャ・プラダは何事も成り行き任せにはしません。芸術性とコンセプトを常に追求しながらも、インスピレーションはあくまでも現実と自分を取り巻く世界に根ざしています。
WWD
このリゾートシーズンになると、一部の元気な人々はショーを追いかけて世界中を飛び回り、信じられないほどの飛行距離を移動します。ミウッチャ・プラダは知性を働かせて抑制を選択し、地元ミラノでショーを開催しました。会場は素晴らしく、また夜に行われたプラダ財団のフランチェスコ・ヴェツォーリによる新しい展覧会「TV70」のオープニングイベントも刺激的で、遠い国での刺激的な体験を逃して残念がっている人がいるとは思えませんでした。
The Business of Fashion
無駄を省いて実用的に:プラダの2018年リゾートコレクションはシンプルのお手本でした。
ここにはファンタジーがあり、美もあります。しかし、これまでにないほどのリアリティ、つまりこの服を買い、この服を着る女性のリアリティがあります。派手な舞台を省略することで焦点がしっかりと服に合わせられ、じっくりと観察することができます。これらはきっとよく売れるでしょう。派手なもの控えめなものを問わずに。
Telegraph
ミウッチャ・プラダは物事を偶然で行うことはありません。2018年春夏リゾートコレクションもその例外ではありませんでした。最新で最先端。プラダはシースルーのコレクションにスポーティな若者の雰囲気ををミックスしました。ベルクロのトレーニングウェア風のルック、ネイビーのシェルスーツが注目の的でした。また、アノラックと合成素材のシガリンスカートとの組み合わせは、ハイ&ローの組み合わせが依然として衰えていないことを改めて示しました。
Vogue.co.uk
私達の人生にさらに必要なものがあるとすれば、それはプラダです。初の”Cruise”コレクションでミウッチャはショーを原点回帰させ、ミラノで開催しました。しかし”Cruise”というラベルはミウッチャにとって大きな意味を持ちません。ショーの後、バックステージで「Cruise Collection」と呼ぶことにさえ消極的でした。彼女にとって「ショーはショー」だからです。そして、それはまぎれもなくショーでした。
Thelovemagazine.co.uk
ミウッチャ・プラダにとって、ファッションに裾やスパンコール以上のものを求める人たちの乾きを満たすには、わずか数分で事足ります。パターンが繊細さによって、明るさが厳格さによって、謹厳さが驚きによって制御された服… ほとんど魔法と言っていいほど、プラダよりもプラダらしいコレクションです。
Corriere della Sera
美というコンセプトを捨てることなく、世界の新しいあり方を考慮に入れた美学を持ったファッション。
La Repubblica
ナイロンの卓越した使い方から言葉に表せないようなスポーティな性質まで、この上なく美しいブルジョアなエレガンスの中に凝縮されたプラダらしさ
Il Giornale
Prada Resort 2018 – show space “Osservatorio”: Suspended Ensemble