プラダ・グループの役員会は、2017年1月31日までの通期連結決算報告書を承認しました。
この期間の純収益は合計31億8,410万ユーロ、そのうち小売販路が26億3,490万ユーロを占め、下半期、特に最後の数か月は安定した上昇傾向を示しました。一方、卸売販路は、5億440万ユーロの収益を達成。大手オンライン小売企業との新たな提携による有望な業績により、2015年度より大幅に上昇しました。アイウェア、フレグランス、ロイヤリティを含むライセンス事業の収益は、合計4,500万ユーロでした。
役員会は、絶えず進化し続ける市場に対応するために考案された活動計画が、すでに売上の上昇傾向と利益の安定化につながりつつあると強調しました。
さらに注目すべき点は、2016年度はグループの小売戦略を地理的な拡大からネットワークの合理化とデジタルの統合へとシフトしたことです。その中でプラダ・グループは、新たなストアコンセプトを打ちたて、より良いショッピング体験を提供し、良好な業績を残しました。
小売とオンラインの販路統合を目指し、プラダ・グループは引き続き、総合的な販路開発に重点的に資源を投入し、デジタルプラットフォームの拡大、オンライン小売企業との提携、店舗とデジタルの統合の推進に努めます。この目標を踏まえて、プラダ・グループのデジタル戦略に未来のイノベーションを吹き込む新たなチームが結成されました。
財務:プラダ・グループの2016年度決算
