プラダは2025年6月4~7日まで、妹島和世氏とのコラボレーションによる「犬島プロジェクト」と、「プラダ モード」第12弾を大阪にて開催しました。この2つのイベントは、妹島和世設計事務所を主宰しSANAAの共同創設者である妹島氏の、犬島に対するビジョンを示すものであり、プラダが妹島氏とともに開催する2回目のプラダ モードでもあります。「犬島プロジェクト」は数日間にわたって犬島で行われたプレビューイベントに関連したもので、「プラダ モード」第12弾は、現代文化をテーマとするプラダのイベントシリーズの最新版であり、妹島氏が手掛ける犬島プロジェクトで進行中の作品を展覧会形式で大阪にて披露しました。
犬島プロジェクト
「プラダ モード 大阪」に先立ち、西日本の瀬戸内海にある直島近くの島で「犬島プロジェクト」のプライベートプレビューイベントが開催されました。イベントでは、妹島氏が設計しプラダが島に寄贈した「犬島 くらしの植物園」の常設パビリオンが公開され、島の歴史を振り返り、妹島氏の過去17年間の取り組みと島の未来に対するビジョンが紹介されました。
歴史的に犬島は石の採掘と銅の精錬で知られており、20世紀初頭には5,000人もの住民が住んでいたと言われています。しかしながら時が経つにつれ、島の産業は徐々に衰退し、精錬所は100年近く放置されました。2008年には犬島の人口は約40人、平均年齢は70歳となり、同年、ベネッセアートサイト直島を運営する福武財団が、ベネッセアートサイト直島プロジェクトの一環として、犬島の建築環境を再構築するために妹島氏を招聘。妹島氏は段階的に作業を進め、古い住宅を改修し、ギャラリースペースを建設し、ワークショップやコミュニティガーデンを企画し、訪問者が島をより深く体験できるように宿泊施設を建設しました。犬島「家プロジェクト」は、2010年にF邸のオープンとともに公開されました。
「プラダ モード 大阪」に先立ち、西日本の瀬戸内海にある直島近くの島で「犬島プロジェクト」のプライベートプレビューイベントが開催されました。イベントでは、妹島氏が設計しプラダが島に寄贈した「犬島 くらしの植物園」の常設パビリオンが公開され、島の歴史を振り返り、妹島氏の過去17年間の取り組みと島の未来に対するビジョンが紹介されました。
歴史的に犬島は石の採掘と銅の精錬で知られており、20世紀初頭には5,000人もの住民が住んでいたと言われています。しかしながら時が経つにつれ、島の産業は徐々に衰退し、精錬所は100年近く放置されました。2008年には犬島の人口は約40人、平均年齢は70歳となり、同年、ベネッセアートサイト直島を運営する福武財団が、ベネッセアートサイト直島プロジェクトの一環として、犬島の建築環境を再構築するために妹島氏を招聘。妹島氏は段階的に作業を進め、古い住宅を改修し、ギャラリースペースを建設し、ワークショップやコミュニティガーデンを企画し、訪問者が島をより深く体験できるように宿泊施設を建設しました。犬島「家プロジェクト」は、2010年にF邸のオープンとともに公開されました。
プラダ モード 大阪
6月7日、「プラダ モード 大阪」は、多彩なアクティビティと妹島和世氏を称えるプライベートディナーで幕を開けました。
初日には、次の2つの対談がフィーチャーされました。
-
建築家の安藤忠雄氏による「まちは人がつくる」:安藤忠雄氏は、生まれ育った大阪についても語りながら、自身が取り組んできた国内外の建築・都市開発プロジェクトと、そこに込めた思いを紹介しました。
-
建築家の劉家琨氏と西沢立衛氏による「成都の街、東京の街」:劉家琨氏と西沢立衛氏は、規模も文化背景も異なる中国の成都と日本の東京における、それぞれのプロジェクトと都市設計へのアプローチについて議論しました。
布を折って花のモチーフを作る日本の伝統工芸、つまみ細工をテーマに、伝統工芸作家の木俣朋子氏のキュレーションによる「つまみ細工 — 折り布を使った工芸」ワークショップが実施され、参加者はプラダのファブリックを用いてブローチや装飾品を制作しました。
– クレイグ・リチャーズがキュレーションしたニック・ベルチュ、レジー・ワッツ、C.A.R.によるライブミュージックのパフォーマンスが繰り広げられました。
– 建築アーティスト・映像作家のBêka & Lemoineによる映像作品が上映されました。
– ゲストは、作曲家・アーティストの渋谷慶一郎によるサウンドインスタレーション「Abstract Music」を楽しみました。
– 渋谷慶一郎は、ATAKがプロデュースし、第一線で活躍する開発者チームと開発した新型アンドロイド「ANDROID MARIA」を発表しました。
– 夜には、Yuta Suzukiと青木孝允によるDJセットも披露されました。
「プラダ モード 大阪」は2025年6月8日から15日まで開催。
詳しくは、prada.comをご覧ください