バルセロナのオリンピック港で開催されていた教育展覧会「Ocean&Climate Village」が、10月4日(金)に終了しました。さまざまな数字により、イベントの成功が示されています。来場者は1,100名を超え、「SEA BEYOND」プロジェクトの一環としてプラダ・グループの支援を受け、ユネスコの政府間海洋学委員会(ユネスコIOC)の専門家が開催したワークショップ数は600に上りました。アクティビティは、海洋生物多様性のダイナミクス、気候変動の科学、海洋酸性化と海面上昇による切迫した課題などのテーマについて掘り下げながら、あらゆる年齢層の人々が気候と海洋の複雑なつながりについて興味を持ち、学べるようにデザインされているものでした。
ユネスコ事務局長オドレー・アズレー氏は、バルセロナのオリンピック港で開催されていた「Ocean&Climate Village」展に来場するとともに、ルナ・ロッサ プラダ ピレリの拠点を訪れ、ルナ・ロッサ女子チームおよびユースチームと対面しました。アズレー事務局長は、プラダ・グループCSR担当責任者のロレンツォ・ベルテッリ、ルナ・ロッサ プラダ ピレリ チームディレクターのマックス・シレーナ、在バルセロナ・イタリア領事エマヌエーレ・マンツィッティ氏による歓迎を受けました。
バルセロナの「Ocean&Climate Village」展には、ヴィンテージのセーリングボートからサステイナブルな海洋調査船へと姿を変えたカシオペア号も登場。当船舶の修復と改造は「SEA BEYOND」の一環としてプラダ・グループの支援を受け、カルメーロ・イスグロ氏(海洋生物学者、MuMaミラッツォ海洋博物館館長)によって行われました。展覧会開催期間中、船上では新しい世代に海洋リテラシーの原則を伝えるため、海洋生態系の知識と保全にフォーカスしたテーマごとのワークショップが開催されました。
今後カシオペア号は、有用な科学データを収集するためMuMaミラッツォ海洋博物館でも活用される予定となっており、特に海洋環境に及ぼされる人為的影響に関する研究への貢献が期待されています。