2024年9月10日、海と気候のつながりを探求し、関連する環境問題に対処するために海洋リテラシーの原則を広める重要性を唱えるSEA BEYONDアイデアボックスが、何世紀にもわたって地中海の重要な役割を果たしてきた都市、ナポリに初登場。
この移動式マルチメディアセンターは、持続可能性と海洋保護に対する意識向上を目的として、SEA BEYONDの支援により、恵まれない地域の子供や若者が情報、教育、文化的リソースにアクセスできるよう取り組む非営利団体「国境なき図書館」によって創設されました。
移動式マルチメディアセンターは、この度スペイン地区財団(FOQUS)に届けられ、敷地内に設置されます。100平方メートル以上のSEA BEYONDアイデアボックスは、新しい世代に海とその健康、海を大切にすることの重要性を伝えるために、15のタブレットとeリーダー、10台のPC、250冊の書籍、ボードゲーム、ビデオゲーム、VRヘッドセット、ヘッドフォン、コンソール、視聴覚モジュール、数百の教材を備えています。
スペイン地区財団(FOQUS)で行われた発表会には、ラシェル・ファルファーロ(FOQUS会長)、フランチェスカ・サントーロ(ユネスコIOCシニアプログラムオフィサー)、イラーリア・ガウディエロ(国境なき図書館館長)、リンダ・アティアス(国境なき図書館オペレーションディレクター)が出席しました。
プラダ・グループのCSR担当責任者兼業務執行役員で、国連海洋科学の10年アライアンスのパトロンでもあるロレンツォ・ベルテッリと、フィリップ・スタルクのビデオメッセージによるイベント開会の挨拶が行われました。
イベントの終わりには、SEA BEYONDerと呼ばれるSEA BEYONDプロジェクトのアンバサダーの中から、カルメロ・イスグロ(MuMaミラッツォ海洋博物館の創設者兼館長)とヴァレンティーナ・ゴットリーブ(環境インフルエンサー兼俳優)が、国境なき図書館の教育者との協力により、ヨガの動きと波からインスピレーションを受けた瞑想のレッスンや海中や周辺にいる生き物をイメージしたジェスチャーゲームを行いました。
イベントに先駆け、国境なき図書館は、Edizioni Precarieの協賛の下、一連のコミュニケーション活動ワークショップを実施し、海洋エコシステムの保護問題に対する集団意識を高める必要性を強調しました。
「SEA BEYONDが国境なき図書館を支援し、初のSEA BEYONDアイデアボックスの完成に至ったことを私たちは誇りに思います。これにより、子供たちは将来への問題意識と見識を持った大人になるために必要な知識を得られるようになります。それと同時に、文化と機会のオアシスであるFOQUSに設置されたことも誇らしいことです」と、プラダ・グループのCSR担当責任者兼業務執行役員で、国連海洋科学の10年アライアンスのパトロンでもあるロレンツォ・ベルテッリは語りました。